医療事務の夜勤の実態は?残業時間は?

医療事務の夜勤の実態は?残業時間は? イメージ

医療事務の夜勤の実態は?残業時間は?

一般的に事務の仕事は、日勤の仕事というイメージですが、夜勤もあるのをご存知でしたか?
総合病院のように夜間救急外来がある病院や、急患を受け入れている病院では、救急窓口で医療事務が必要となります。
ここでは、医療事務の残業について詳しくご紹介していきます。
医療事務の夜勤に興味がある方はぜひ参考にしてみてください。

【目次】

・医療事務って夜勤はあるの?

・医療事務の残業はどうして起こるの?

・医療事務の残業の有無については求人情報を確認

・医療事務の夜勤ではどのような業務があるのか?

・記事まとめ

考える女性

・ 医療事務って夜勤はあるの?

事務職は一般的に日勤の仕事が多いですが、夜勤で働く場合もあります。
医療事務が夜勤で働く職場は、主に救急外来がある病院です。
24時間体制で患者さんの受け入れをしている総合病院や大学病院では、窓口業務を行う医療事務が必要になるからです。
そのような総合病院では、医療事務だけでなくドクターやナース、検査技師なども交代で夜間勤務をしています。
医療事務も2交代や3交代で勤務し、夜間や休日受診する患者さんの対応をしているのです。
医療事務の夜勤業務は、急患の電話対応や救急車の受け入れ対応、夜間受診する患者さんの受付や会計などを行うのが一般的です。

医療事務の平均残業時間

医療事務は、一般的に残業が多いと言われています。医療事務は毎月、月初めから10日頃までにレセプトを作成しなくてはなりません。
レセプトは診療報酬明細のことです。レセプト作成の期間は、一日数時間の残業が発生することが珍しくありません。
レセプト作成期間であっても通常業務はこなさなくてはならないため、通常業務終了後に作成することになり、残業となってしまうのです。

そのため、レセプト期間だけでも1日の平均残業時間は3~5時間と言われています。
1ヶ月あたりの平均残業時間は職場にもよりますが、20時間から30時間程度です。

急患を取り扱っている場合、残業はある

医療事務の残業が発生しやすい職場には、急患を取り扱っている病院があります。
急患を取扱う病院では、救急窓口で診療時間外の受付や会計、電話対応などを医療事務が行っているからです。
診療時間外は、医療事務の人数も少なくなります。

医療事務は、受診患者の受付や会計業務以外にも、カルテの入出庫、薬や診断書の引き渡し、家族への対応、院内の見回りなども行います。
これらの業務を少人数でこなさなくてはなりません。感染症が流行する時期などは、時間外の患者さんが増えますから、残業が発生しやすくなるのです。

・医療事務の残業はどうして起こるの?

医療事務は残業が多いと言われていますが、残業が発生する原因にはどのようなことが挙げられるでしょうか。

残業が発生する要因

医療事務の残業が発生する要因の一つは、幅広い業務をこなさなくてはならないことにあります。
クリニックの場合は事務業務だけでなく、診察や検査の介助など看護師のサポート業務や、清掃業務など仕事内容が多岐にわたるため、残業が発生しやすいのです。

なお、総合病院のように大きな規模の病院では、逆にしっかりと業務が分担されていることが多いです。
そのためクリニックのように、幅広い業務を求められることはほぼありません。
しかし、その分総合病院は患者さんの人数が多いことから一つの業務に時間がかかります。
また、総合病院は急患の受け入れもあることから、時間外受診の患者さんの対応が必要です。そのため、残業が発生しやすくなります。

総合病院でもクリニックでも、共通して残業が発生する業務がレセプト業務です。
レセプト業務では正確な入力が求められるので、慎重に行う必要があります。
レセプトにミスがあると、病院に支払われる報酬が入らなくなってしまうためです。
これらに加え、通常業務もこなす必要があり、毎月の残業が多くなる原因となっています。

 -レセプト業務ではなぜ残業が発生しやすいのか?

レセプト業務はミスがあると報酬の支払いが遅れるため、正確に行わなくてはなりません。
そのため、レセプト期間中は残業が発生しやすくなります。残業の要因はレセプト業務だけではなく、医療事務の業務内容の幅広さもあるでしょう。
クリニックはスタッフが少なく、診察介助や清掃など職業に関係なくさまざまな業務をこなすことが求められ残業が発生しやすくなります。
また、総合病院は分業されているものの、患者さんの人数が多いうえに急患対応などもあり、やはり残業が発生しやすいでしょう。
医療事務は通常業務の対応に加え、ミスの許されないレセプト業務を行う必要があるため残業が発生しやすいのです。

・医療事務の残業の有無については求人情報を確認

医療事務の残業は、病院やクリニックなどによっても違います。
夜間救急外来や休日診療を行っている病院は残業が多い傾向にありますが、スタッフの人数が多い職場であれば、同じ条件でも残業が少ないこともあるからです。

また、雇用形態によっても、残業の有無が変わってきます。職場によって違いはありますが、正社員の残業が発生しても、パート、アルバイトは残業がない職場もあります。派遣も残業なしで働くことが可能です。
医療事務の残業の有無は、求人情報を確認しましょう。求人情報には勤務時間の他に残業時間も記載されています。
記載された残業時間が必ずしも正確とは限りませんが、目安にはなるでしょう。

医療事務の夜勤ではどのような業務があるのか?

総合病院や大学病院のように時間外受付がある場合、病院は24時間稼働しています。
深夜でも患者さんが多く来院しますから、医療事務も夜勤の仕事があります。医療事務の夜勤では、どのような業務を行っているのでしょうか。

-受付業務・電話対応

医療事務の夜勤では、時間外で受診しにきた患者さんの受付や会計、薬などの引き渡しを行います。
また、救急外来への問い合わせも多くあることから、電話対応もしなくてはなりません。

-カルテ・備品チェック

時間外診療の患者さんのカルテだしはもちろん、日中手が回らなかったカルテや書類の整理やチェックなどを行います。また、備品のチェックや補充も行います。

-救急車の受け入れ対応

救急隊は受け入れ可能な病院を探すため、周辺の病院に確認を取らなくてはなりません。
問い合わせが来た際に、ドクターが対応できるか、病棟の受け入れは可能か、他に救急外来に患者さんがいる場合もありますから、それらの確認を行い救急者の受け入れ対応を行います。

 ・記事まとめ

ここでは、医療事務の夜勤や残業についてご紹介してきました。
医療事務の仕事は、職場によって働き方も大きく変わってきます。
残業や夜勤がある場合は、高給与を得ることができますし、残業や夜勤がない場合はプライベートな時間を充実させることができるでしょう。

どのような働き方をしたいかしっかり考えてから、職場選びをすることが大切です。
残業があまりにも多い職場は、たとえ高給与を得ることであっても長く続かないかもしれません。働く前に求人情報をしっかり確認し、後悔することがないようにしましょう。

医療事務の仕事を探すなら、下記をクリック!

ドットコムロゴ

医療事務求人ドットコムを運営する日本教育クリエイトはお仕事をお探しの方に就職支援を行っている会社です。

昭和50年10月に設立後、1年に3000人以上の方のお仕事決定をサポートしてきました。

これからお仕事をお探しの方、転職を悩まれている方、まずはお気軽にお問い合わせ下さい!

「医療求人ドットコム」なら、医療事務の求人を多数掲載しています。勤務時間や地域など、さまざまな条件で検索することが可能ですから、自分に最適な職場を見つけることができるでしょう。

医療事務の資格を取得するなら下記をクリック!

日本医療事務協会 ロゴ

関連記事はコチラ
コラムの一覧へ

今週のオススメ医療事務求人

もっと見る