ご存知ですか?病院とクリニックの違い

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病院とクリニックの違いをご存知ですか?

病院、診療所、クリニック、医院・・・・。医療機関には様々な呼び名がありますよね。「風邪を引いた時、怪我をした時、どんな基準で医療機関を選べば良いかよくわからない」、「医療機関で仕事がしたいけど、自分はどんなところが向いているのかしら」、という方のために、今回は病院とクリニックの違いをご紹介します。ご自身・ご家族の通院、あるいは、就職先としての医療機関選びの参考にしてみてください。

【目次】

ココが違います!病院と診療所

大きな病院を受診する場合に必要な「紹介状」って何?

「病院」と「クリニック」の求人の違いはあるの?

記事まとめ

 

コラム5月28日2

 

ココが違います!病院と診療所

病院と診療所(クリニック)の違いは病床数(入院患者用のベッド)が20床以上あるかないかです。
20床以上ある医療機関を「病院」、19床以下を「診療所(クリニック)」と呼びます。

 

その①スタッフの数が違う

病院と診療所の大きな違いはその規模です。病院の場合は、入院施設としてベッド数が20床以上(「総合病院」の場合は、100床以上)で、医師の数も最低3名以上(40人の外来患者様に対して医師は1人、16名の入院患者様に対して医師は1人)が必要です。これに対し、診療所は、入院施設としてのベッド数は19床以下。入院施設がなくてもOK。医師も一人で患者様を診るケースがほとんどで、医師一人が診る患者様数に制限はありません。医師以外のスタッフに関する規定もあり、診療所で入院施設がある場合は、看護師、准看護師、看護補助者は必要ですが、入院施設がない場合は医師一人でも開業することは可能です。一方病院は、看護師、准看護師、看護補助者に加え、薬剤師や栄養士、放射線技師、作業療法士、理学療法士など、診療科ごとに適切な医療行為が行えるよう、専門のスタッフの配置が義務付けられています。

 

その②役割が違う

病床数や医師の数だけでなく、病院と診療所には医療機関としてそれぞれ担っている役割にも大きな違いがあります。診療所は軽いけがや病気、慢性疾患などの患者様の治療が中心となるため、地域の“かかりつけ医院”としての役割が大きいのに対し、様々な設備が整う病院では、緊急搬送の対応や難病・重症の治療といった高度な医療技術や医療行為が受けられる医療機関となっています。

 

その③料金システムにも違いがあります

診療報酬の改定が実施された2006年以降、初診料は病院も診療所も均一ですが、診療所などからの紹介状を持たずに病院を受診すると、初診料の他に「特別料金」が請求されます。「特別料金」は、自己負担となりますからご注意ください。

 

 

大きな病院を受診する場合に必要な「紹介状」って何?

 

診療所の医師から病院での受診を勧められた場合、「紹介状」というのを渡されます。この「紹介状」、正式には「医療情報提供書」と言い、診断名や治療・病気の経過、検査結果や処方内容、紹介理由などが書かれているもの。診療所から次の医療機関に患者様の医療情報を提供する大切な医療記録で、「紹介状」があれば、大きな病院で受診や治療をスムーズに受けられることに加え、1から検査をする必要などがないため、患者様の負担軽減にもつながる大切な書類です。

 

病院と診療所の違いはご理解いただけましたか?違いがわかると、医療機関を受診したい時、あるいは医療機関で仕事がしたいと思った時の病院選びの大きなヒントになりますよね。

診療所でも病院でも、患者様を最初に迎えるのは医療事務。患者様の心を和らげたり、医療機関の印象を決める重要な役割を担っているなど、医療機関ではなくてはならない存在です。

 

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「病院」と「クリニック」の求人の違いはあるの?

仕事内容

【病院】

病院の求人にある仕事内容は主に、外来算定業務とレセプトの点検業務です。患者さんの診察後に診療費や検査内容の入力を行います。入力した内容に違いがないか確認し、入力ミスがあった際は修正も行います。請求書の処理も医療事務に求められる仕事内容です。

医療事務の求人にある業務の一つにレセプト業務があります。レセプト業務は、診療報酬を請求するため間違いがあってはなりません。レセプトの作成、点検、発行作業の際は、レセプト作成に伴う訂正や修正などの処理も必要です。

病院の医療事務はスタッフの人数が多いため、分業制にしている職場が多くあります。そのため、医療事務における特定のスキルを学ぶことができるでしょう。

 

【クリニック】

クリニックの医療事務の求人では、外来算定業務やレセプト業務のほかに、来院した患者さんの対応なども求められます。スタッフの人数が少ない分、受診の案内や予約の受付、問診票の確認や患者情報のデータ入力、会計、診療費計算など幅広くあります。

 

クリニックは病院に比べてスタッフの人数が少ない分、医療事務の幅広い業務を担当する場合が多いでしょう。医療事務の仕事だけではなく、診察の介助や検査データなどの伝票整理など、看護師の補助業務もあります。その分スキルを身につけることが可能です。

勤務形態

【病院】

総合病院や大学病院などでは、入院病棟や救急外来があり24時間体制で稼働している場合がほとんどです。そのため日勤だけでなく夜勤業務もある可能性があります。また、365日稼働していることからシフト制の勤務形態の求人が多いでしょう。

 

【クリニック】

クリニックではたいてい日中だけの診療時間となっていますので、求人の勤務形態は日勤だけの働き方が多いでしょう。また、定休日が決まっていますから、休日も固定されている場合が多いです。

給与

【病院】

総合病院のように規模の大きな病院では、福利厚生や昇給など待遇がよいことから、高給与が期待できるでしょう。24時間365日稼働している病院であれば、夜勤手当がつくこともあります。また、資格手当や賞与も、クリニックより支給額が多い傾向となっています。

 

【クリニック】

病院に比べると求人の給与額が少なめの場合が多いでしょう。クリニックの場合も、資格手当や各種手当があります。福利厚生など待遇面はクリニックによって大きな差がありますから、事前に確認が必要になるでしょう。

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記事まとめ

ここでは、病院と診療所・クリニックの違いについてご紹介してきました。病院とクリニックではスタッフ数や医療機関としての役割などに違いがあるため、スタッフの仕事内容や勤務形態、給与にも違いがあります。どのような違いがあるのか、詳しくご説明していますのでぜひ参考にしてみてください。

医療事務は資格がなくても働くことが可能なため、転職先として選びやすい仕事です。病院で働く場合もクリニックで働く場合も、それぞれにメリット・デメリットがありますから、違いを理解して自分にあった職場を探してみましょう。

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