看護助手の平均給与や年収はどのくらい?昇給事情や雇用形態別の給与まで徹底解説

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看護助手の平均給与や年収はどのくらい?昇給事情や雇用形態別の給与まで徹底解説

 

今、病院や医院などの医療機関に限らず、介護の分野でも活躍している看護助手。診療報酬が改定された2010年以来、看護補助者体制加算ができるようになったこともあり、医療機関では看護助手の採用が増えています。看護助手は国家資格を持たないため、直接医療行為はできませんが、看護師さんやドクターにとっては、診察や治療をスムーズに行うためにはなくてはならない存在。患者様にとっても、治療の不安や入院生活をより快適に送るために必要不可欠な存在になっているなど、多くの人から頼られ、必要とされています。「私もやってみようかしら」と考えている方のために、また、やりがいのある仕事、自分に向いている仕事を探している方の仕事選びのヒントになるよう、今回は看護助手の給与や平均年収について調べてみました。

 

【目次】

気になる看護助手の給与&年収をチェック!

どのくらい違うの?雇用形態別給与比較

看護助手の昇給事情とは?

看護助手の賞与はどのくらい?

 

 気になる看護助手の給与&年収をチェック!

 

医療機関で、医師や看護師のメッセンジャーとして、また治療や診察がスムーズに進むようサポートするスタッフとして活躍している看護助手。その給与事情を調べてみると、給与の平均は約21万円(※口コミ統計算出)、平均年収は247万円程度(※厚生労働省の賃金構造基本統計調査より)と、日本の平均年収422万円に比べ、かなり低いことがわかりました。ちなみに、医療事務アシストは255万円、一般事務アシスタントは266万円(※DODA調べ)ですから、他業種と比較してもやや低いですよね。もちろん、これはあくまでも平均給与なので、勤務先や地域、働き方によって異なります。

給与面では他業種にやや引けを取っていますが、ボーナス面はどうなっているのでしょうか。調べてみると、正社員として勤務している場合の支給額は、夏冬合わせて3,8ヶ月~というところが多く、最大で4,5ヶ月分。ただし、派遣やアルバイトなど非常勤の場合は、他の業種同様、ボーナスの支給はないというケースが多いようです。

 

どのくらい違うの?雇用形態別給与比較

 

どんな仕事でもそうですが、働き方によって給与や時給は異なります。看護助手も同じ!女性がメインで活躍している看護助手は、家事や育児などと両立しやすい、派遣やアルバイトという雇用形態で働いている人が多いようです。では、正社員、派遣、アルバイト、それぞれの給与事情はどうなっているのでしょうか。

 

  • 正社員の場合/月収・・・17~20万円

  • 派遣の場合/時給・・・1200~1550円

  • アルバイトの場合/時給・・・950~1,100円 (※平均年収.JP調べ)

 

上記の金額は、諸手当を除いたもので、これに様々な手当が付きます。具体的にどんな手当があるかというと、無遅刻無欠勤の場合に付く「精勤手当」や土日祝日など休日に出勤した場合に付く「休日手当」、その他「残業手当」や「住宅手当」、「夜勤手当」や「資格手当」などの手当が加算されるケースもあります。諸手当に関しては、勤務先によって規定が異なりますので、求人票などから事前にしっかりチェックしておきましょう。

 

 

10月8日②

 

看護助手の昇給事情とは?

 

看護助手のお給料はちょっと少なめ・・・・そんな印象を持った方もいらっしゃるのでは?でもご安心を。もちろん、給与アップの道はあります!まずは昇給制度。もちろん勤務先によって異なるため、一概には言えませんが、昇給制度が設定されている場合は、2年目から給与が上がり、その後1~2年ごとに1,000~3000円単位で昇給するケースが多いようです。昇給以外にも給与アップの道は用意されています。具体的にどんな道があるか、ここでご紹介しましょう。

 

<各種手当で給与アップ>

前述でもご紹介したように、様々な手当で給与アップを狙う道がありますが、中でも「資格手当」や「夜勤手当」は見逃せません!「夜勤手当」は1回6,000~10,000円付くため、夜勤専属で働くという人も。また、「資格手当」は『介護福祉士』資格を持っていると10,000~18,000円、『実務者研修』を持っていると5,000~10,000円の手当が付きます。資格を持っていると転職する際、大いに有利になることから取得を目指す人は増えています。

 

<キャリアアップで給与アップ>

看護助手として現場で経験を重ねると、ケアワーカーリーダーや、主任などの役職を任されることも。役職に就けば、自ずと給与もアップします。

 

<スキルアップで給与アップ>

看護助手の仕事は今医療界でも介護業界でも注目されているだけに、勤務先の医療機関や介護施設内では様々なスキルアップ研修が実施されています。また、外部でも看護助手向けの講習会も開催されており、これらに積極的に参加し、スキルアップを図れば、賞与や査定時の大きなプラス要因になり給与アップにつながります。

 

<転職で給与アップ>

キャリアを積んでさらに条件の良いところに転職するのも給与アップへの近道になります。ただし、転職先選びは慎重に!ポイントは、より規模の大きい医療機関や施設を選ぶことですが、気をつけたいのは基本給と賞与のバランス。基本給が高いと賞与が少ない、あるいはその逆のケースもありますから、バランスの良いところを選ぶようにしましょう。また、残業代は出るか、交通費や福利厚生面は満足できるかも忘れずにチェックしましょう。

看護助手の賞与はどのくらい?

看護助手の賞与や手当についてご紹介します。2021年の看護助手の賞与は「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、平均で45万円です。看護師は平均85万円、准看護師は平均63万円となっており、看護助手はそれに比べると低い傾向にあります。看護助手として働く場合、必ずしも賞与が支給されるわけではありません。正社員の場合は支給されますが、看護助手は非正規で雇用されているケースも多くあります。そういった場合は賞与が支給されない場合もあります。なお、賞与のほかに手当によって収入を増やすことも可能です。看護助手がもらえる手当の一つに夜勤手当があります。夜勤手当は金額も大きいため、夜勤業務を行うことによってまた、看護助手として働く上で有利になる資格などもあり、そういった資格を取得することで給与アップも可能です。看護助手として働く上で役に立つ資格には、「看護助手実務能力試験」や「メディカルケアワーカー検定試験」などがあります。

 

参考)令和3年賃金構造基本統計調査
※職種(小分類)別きまって支給する現金給与額、所定内給与額及び年間賞与その他特別給与額(産業計)

 

「小さい頃、看護師さんになりたかった」、あるいは、「医療の現場の近くで仕事がしたい」と思っている方にオススメしたい看護助手の仕事。経験がなくても資格がなくても仕事を始めることはできますが、資格があると給与アップにつながったり、より条件の良いところに就職することができます。資格を持っていないという方は、この機会に医療や介護のベーシックな資格取得に挑戦してみませんか。また資格をお持ちの方は、さらにレベルアップした資格の取得をオススメします。

 

看護助手のお仕事は20代30代の方から40代50代と幅広い年齢層が活躍中。無資格・未経験の方でも40代・50代から挑戦している方も多い職種です。今までの家事や育児の経験、接客業等コミュニケーションスキルが活かせるお仕事です。

 

<看護助手のお仕事内容を動画でご紹介>

 

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