看護助手の資格をとるために。看護助手の資格を独学で取得可能?

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看護助手の資格をとるために。看護助手の資格を独学で取得可能?

看護助手の仕事は、資格がなくてもできる仕事ですが、医療現場の仕事は生命に関わるため、責任が重くミスが許されません。

そのため、知識や技術はあった方が採用にも有利であることは間違いありません。

しかし、資格を取得するために学校に入るとなると多くの費用がかかります。

本記事では、看護助手の資格は独学でも取得することができるのか、また看護助手になる方法についてもご紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

【目次】

■そもそも看護助手になるためには?

■看護助手が人気な理由

■看護助手は独学でなれるのか?

■一般的な看護助手の目指し方。学校・講座に通う理由

■看護助手の独学と通学のメリット・デメリット

■看護助手の独学が向いている人と向いていない人

■独学で看護助手になるための方法

■看護助手の資格一覧

■看護助手になるにあたって特におすすめな資格とは?

■まとめ

 コラム・看護助手

 

そもそも看護助手になるためには?

看護助手になるために、看護師のように必須の国家資格などはありません。

無資格、未経験でも医療現場で働くことができるのが、看護助手です。

看護助手は、看護師などの医療従事者のサポートをおこなっています。

看護師不足が深刻なため、看護助手が医療行為以外の業務を行うことで看護師は専門的な業務に専念することができているのです。

そのため、医療行為をおこなうことはありませんが、医療現場での仕事ですから、役に立つ資格を取得しておくことはメリットがあります。

 

看護助手が人気な理由

看護助手が人気な理由の一つとして、無資格・未経験でも医療現場で働くことができることが挙げられるでしょう。

医療現場での仕事は、人の役に立つ仕事がしたい、やりがいのある仕事がしたいと考えている人にとって魅力的です。

学歴も問われないため、一般的な仕事から転職しやすく誰でも挑戦できるのも人気の理由です。

また、看護助手として経験を積み、看護師や准看護師、介護福祉士へとスキルアップしたい人にも人気があります。

看護師や介護福祉士になるためには、国家試験に合格しなくてはいけません。

国家試験を受験するための資格も必要になるため、看護助手として経験を積むことは大きなメリットになるのです。

介護福祉士の受験資格を得るためには実務経験が必要になりますから、実務経験として認められる職場を選ぶといいでしょう。

実務経験として認められる職場でなくても、看護助手として身につけた知識や技術は必ず役に立ちます。

看護助手は独学でなれるのか?

看護助手は資格がなくても働くことは可能です。

しかし、医療現場では専門用語も多く戸惑うこともあるでしょう。

医療行為を行うことはありませんが、患者さんの身の回りのお世話や、検査・診療の際に行う看護師のサポート業務は責任重大です。

そのため、日常的な介助をスムーズに行うための知識や技術、患者さんの体調的な変化を見落とさないための知識などは勉強しておいた方が良いでしょう。

看護助手として働くうえで必要な知識や技術を得るためには、資格を取得することがおすすめです。

看護師は国家資格になりますが、看護助手の資格は民間資格になります。

看護師の国家資格は、受験資格として専門学校や大学などの養成学校を卒業するなど条件があります。

その点、看護助手に役立つ資格は民間の資格です。

受験するための条件などがないため、誰でも受験することができます。

養成学校に入学する必要がなく、テキストや資料を取り寄せて独学で受験できます。

養成学校などを卒業するのに比べて、費用をかなり抑えることができますし、自分のペースで勉強できるため、仕事をしながら勉強することも十分可能です。

 

 一般的な看護助手の目指し方。学校・講座に通う理由

看護助手として働くために必要な国家資格などはありません。

無資格、未経験でも看護助手を目指すことが可能です。

しかし、全く知識や技術もなく働くことに不安を感じている方や、少しでも就職に有利になるようにと民間試験を受験する人もいます。

看護助手の独学と通学のメリット・デメリット

看護助手として働くために必要となる資格はありません。

そのため、看護助手になるために養成学校に通う必要はないでしょう。

必須となる資格はありませんが、看護助手として働くために役立つ資格はあります。

民間の資格で受験条件がないことから、誰でも受験することができます。

また、看護助手として働くために必須の資格ではありませんが、身体的な介助に役立つ介護の資格を取得することもあるでしょう。

介護福祉士資格は、専門の学校に通学することもできますが、働きながら独学で十分取得が可能な資格です。

これらの資格を独学で学ぶことのメリットは、働きながら資格取得ができることです。

独学の場合のメリット

決まった時間に授業を受ける必要がありませんから、仕事が終わってからの時間を有効活用できます。

通学に比べて、時間に縛られることがありませんし、費用をかなり抑えることができるのもメリットです。

独学の場合のデメリット

仕事をしながら一人で勉強をするため時間を作るのが難しい点です。

また、疑問点をすぐに解決するのが難しいことから、挫折しやすいデメリットもあります。

看護助手の独学が向いている人と向いていない人

独学の場合、仕事をしながら自分のペースで資格を取得することができますし、通学に比べて費用を安く抑えることが可能です。

そのため、看護助手として働きながらスキルアップを目指せるでしょう。

しかし、独学には人によって向き・不向きがあります。

独学に向いている人

独学に向いている人明確な目的をもち主体的に学ぶ意欲をもっている人です。

独学は、自ら時間を作り計画的に勉強をする必要があります。

仕事をしている場合など、なかなか時間を作るのが難しいでしょう。

独学の場合、計画通りに進まないことも多々あります。

そういったときに、目指すものが明確な人は、計画通りに進まないからと諦めてしまうことはないでしょう。

たとえ計画通りに進まなくても、自分で軌道修正しながら資格取得を目指すことができます。

どんな事態になっても挫折せず、自分のペースで資格取得を目指すことができるでしょう。

独学に向いていない人

逆に独学に向いていない人は、受け身タイプの人です。

一見自己主張が強くなく、協調性があるように見えるタイプは受け身タイプです。

長期的な目的や目標がなく、目先のことに振りまわされやすい人は、いろいろな情報に惑わされやすく、一人じっくりとコツコツ積み上げていく独学には向いていません。

また、完ぺき主義な人も独学に挫折しやすい傾向があります。

完ぺき主義の人は、きっちりと計画を立てますが、その計画が予定通りに進まないと挫折しやすいからです。

独学で看護助手になるための方法

看護助手に役立つ資格取得は独学でも十分に可能ですが、養成学校に入らず資格を取得する場合は、どのように学習するかが重要です。

しかし、全く知識がないと、どのように学習するかでも悩むことでしょう。

ここでは、看護助手の資格取得を独学で目指す際に必要なステップについてご紹介します。

ステップテキストを探す

看護助手資格を独学で勉強する場合は、まずテキストを探しましょう。

テキストは市販されているものを購入します。

どのようなテキストが自分に向いているかを確認してから購入するとよいでしょう。

通信講座を利用する場合は、どのような資格を取得したいか、料金・学習期間なども講座によって違います。

まずはパンフレットを全て取り寄せてみて、比較してみることで自分に合ったものを見つけることができるでしょう。

ステップ資格試験へ申し込む

独学の場合は自分のペースで勉強をすることが可能です。

じっくりと勉強することができたら、資格試験を申し込みしましょう。

独学で受験が可能な資格に、「看護助手実務能力認定試験」があります。

試験日は、一般の人が受験する在宅試験と、認定校の受講生が受験する会場試験があるのでチェックしましょう。

全国医療福祉教育協会のホームページから確認することができます。

受験料は、独学で受験する場合は税込み5000円になります。

受験にあたって必要なものはあるのか?

独学で資格取得が可能な看護助手実務能力検定試験は、受験資格は問われません。

メディカルクラークでは、実務経験が1年以上、指定の教育機関で講座を受講しているなどの受験資格が必要になります。

 

看護助手の資格一覧

 

資格は主に民間の資格となっています。
看護助手の民間資格として代表的なものが、「看護助手実務能力試験」と「メディカルケアワーカー(R)検定試験」の2種です。

看護助手実務能力試験

■看護助手実務能力試験
試験日  年4回(3・6・9・12月)
合格率  60~80%程度
受験料  ・一般受験:5000円
・団体受験(認定機関の通学受講生):4500円

出典元:特定非営利活動法人全国医療福祉教育協会

 

「看護助手実務能力試験」は、全国医療福祉教育協会が認定する民間の資格です。

2020年度から「看護助手認定実務者試験」に名称が変更されました。受験するための条件はなく、誰でも受験することができます。

試験内容は、人体の構造や病気、介護の方法、医療に関する法律などに関して問われます。

出題傾向として、学科問題では看護助手業務と役割の理解、患者の理解、看護助手業務を遂行するための基本技術。

記述問題で看護助手業務を遂行するための基本技術に関する問題が出題されます。

 試験時間は90分で、学科25問、記述問題5問。合格基準は6割以上となっています。

 受験日は3月、6月、9月、12月の年に4回。合格率は概ね6080%です。

受験料は一般受験が5,000(税込)、団体受験(認定機関の通学受講生の方)4,500(税込)となっています。

 

メディカルケアワーカー(R)検定試験

メディカルケアワーカーは、医療福祉情報実務協会が認定する民間資格です。

■メディカルケアワーカー(R)検定試験
2級 1級
試験日 年3回 年2回
合格率 65~70%程度
受験料 7700円 8700円

出典元:特定非営利活動法人医療福祉情報実務能力協会

 「メディカルケアワーカー2級」を受験するためには、医療福祉情報実能力協会が規定する実務経験を1年以上積む、もしくは医療福祉情報実務能力協会が指定する教育機関でメディカルケアワーカー(R)講座受講を修了することが必要になります。

 試験内容は、看護助手の役割や看護理論、病気について、薬学知識、さらに電話対応マナーなどになります。

学科20問と記述問題800字程度。

 「メディカルケアワーカー1級」を受験するためには、メディカルケアワーカー2級に合格していることが必要です。

試験内容は、メディカルケアワーカー2級の試験内容にある学科に加えて、基礎心理学、看護助手の実技に対する知識なども問われます。

学科20問、記述問題800字程度。

 受験日は、年に3(1級は2)1級、2級ともに在宅試験。合格率は1級、2級ともに6570%程度です。

受験料は2級が7700円、1級は8700円となっています。

 

看護助手になるにあたって特におすすめな資格とは?

看護助手になるために特におすすめな資格は、看護助実務能力認定試験です。

こちらの資格は、受験するための条件がないため、看護助手を目指したい人が誰でも受験できます。

 

合格することにより、看護助手として即戦力となれる知識や技術をもっているとみなされるため、就職にも有利になるでしょう。

看護助手は無資格、未経験で働くことができるとされていますが、医療現場で働くうえで全く医療的な知識がないと周りにも不安を与えてしまします。

 

自分自身も不安になりますし、失敗が続くと看護助手として働くことへの自信も失いかねません。

そのため、全く未経験でも受験資格が得られ、独学で資格が取得できる看護助手実務能力試験はおすすめです。

まとめ

ここでは看護助手に役立つ資格や、独学で資格を取得する方法などをご紹介してきました。

看護助手として働くことで、介護士や看護師を目指しやすくなるなどメリットも多くあります。

看護助手として働いてみたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

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