【転職インタビュー】50代から看護助手をはじめったきっかけとは

【転職インタビュー】50代から看護助手をはじめったきっかけとは
今、病院の中の仕事として需要が増えている看護助手。
資格はないけれども、医療関係の仕事がしたい、やりがいのある仕事がしたいと看護助手を目指す人も少なくありません。
実際に医療現場で働く看護助手の皆さんになぜ看護助手の仕事を選んだのか、アンケートをとりました。
今回は元介護職員で50代から看護助手に転職した埼玉県在住のAさんの看護助手で働くきっかけや仕事内容、やりがいについてご紹介します。
目次
1 看護助手の仕事を選んだ理由
2 現在の仕事内容と1日のスケジュール
3 看護助手の仕事のやりがい
Q.看護助手の仕事を選んだ理由とは?
A.前職は介護職員でしたが、私が介護職に興味を持ったきっかけは母親の介護でした。
母親がくも膜下出血で倒れてしまい手足の麻痺や構音障がいが後遺症として残っしまいました。
そこから母親を自宅で介護をすることになりました。
やがて、母が他界し子供たちも落ち着いた時に、長く働ける経済的に自立したいと思い、介護職員として働きましたが、夜勤などが多く、体調を崩すことが多くなり、年齢を重ねても働けて自分の時間にゆとりを持ちながら働きたいと思い転職を決意しました。
最初は、夜勤がないデイサービスに絞って仕事を探していましたが、なかなか仕事が見つからず、50代からの転職活動で当時は不安な気持ちでいっぱいでした。
そんなときに、インターネット検索で自宅近くの病院で看護助手の仕事の募集を見つけ、最初はどんな仕事かわからず、仕事内容など調べてみると、これまでの経験を活かしながら働くことができ、休日や勤務日数なども希望通りだったため、すぐに応募し、無事に看護助手として働くことができました。
Q.現在の仕事内容を教えてください。
A.看護助手の入職先は2種類あります。「外来看護助手」と「病棟助手」があります。
外来看護助手は、外来にきた患者さんを検査室室まで車いすで誘導したり、カルテや検体の移送、診療で使用した器具洗浄やタオルの洗浄などおこないます。
病棟看護助手は、入院患者様の身の回りお世話として、お食事の配膳やベットシーツの交換、入浴介助などをおこないます。
私の入職先は、病棟看護助手になります。
どちらの仕事も看護師のような国家資格は必要ありません。特別な資格がなくても働くことができます。
Q、看護助手のやりがいは?
A.1番は患者さんとの関わり合いですかね。
それぞれの患者さんとの思い出がありますが、1番印象にあるのは、入院中の患者さんが他のスタッフともめていて、話を聞いてみると、⾷事を 指差して「こんなの⾷べられない」と言っていました。
⾷事を⾒てみると、ペースト状にな った食事でした。
ペースト状の食事だったので、食欲がなくなってしまったんだと思いますが、
患者さんの⾝体のことを考えて⽤意されたものなので栄養満点の食事なので、なぜ⾷べたくないかをよく聞いた上で、「これ作った⼈すごくないで すか!ほら、匂いを嗅いでみてください。メニューにほうれん草のおひたしって 書いてあります。ほうれん草の匂いがしますよ」と、言ってみたら、患者さんも「本当だ」と⾔って、しぶしぶ⼝にしてくださったんです。
それで、「どうですか?」と聞いてみると、 「おいしい」と⾔ってくれたんです。
その患者さんは退院を控えた患者さんで、「一⽣でなかなか⾷べられるものじゃないですよ!」と励まして、「⾷べ終 わった頃にまた⽚付けに来ますね」と伝えました。
すると、しばらくして「美味しかったよ、ごちそうさま」といって、⾃分からお盆を下げに持ってきてくれたのが、とても嬉しかったです。
また、患者さんが退院する時に、ご家族の⽅も⼀緒 になって「ありがとうございます」と声をかけてくれることがあり、それもやりがいの1つです。
今回、Aさんのインタビューを聞いて、看護助手の仕事は、自分の中で当たり前のことをやっていても、先⽣や看護師、患者さんやそのご家族などからお礼を⾔われることが多く、日々やりがいを感じながら働くことができる仕事だと感じました。
また、たとえ短い期間でも患者さんをお世話をさせていただく中で、どこか家族だったような気持ちになるそうです。
患者さんの回復が何よりのやりがいの看護助手。資格や経験よりも気配り思いやりが大切なお仕事です。
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