『登録販売者の給料・年収は?給料を上げる方法もご紹介』

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『登録販売者の給料・年収は?給料を上げる方法もご紹介』

薬のプロ、と言えば薬剤師ですが、最近スーパーやドラッグストアなどで薬の販売を行なっているプロがいるのをご存知ですか?それが登録販売者。資格に裏付けられた確かな知識を持ち、薬の飲み方や選び方をアドバイスしてくれる、今注目のスペシャリストです。

医療の仕事に興味を持っている方の中には、その存在が気になっていると言う方もいるのでは?今回は、登録販売者資格を目指している方はもちろん、登録販売者のことはあまり知らないという方にもぜひ知ってほしい、登録販売者のお給料事情をクローズアップしてみました。

 

10月22日アップ

 

【目次】

知っておこう!登録販売者の基礎知識

気になる登録販売者の給料・年収をチェック!

給与アップへの道はある?ない?

 

 

知っておこう!登録販売者の基礎知識

 

ドラッグストアや薬店、スーパーやコンビニ、家電量販店などでも気軽に購入できるようになった一般医薬品(かぜ薬や鎮痛剤など)。その背景に大きく関わっているのが、登録販売者です。医療費を抑えるために、またセルフメディケーションの推進を目指し、2009年に薬事法が改正。『登録販売者』資格が制定され、それまでは薬剤師でなければ販売できなかった一部の医薬品の販売ができるようになりました。登録販売者は、薬の販売はもちろんのこと、薬選びのアドバイスから薬の成分や効能、副作用などの説明もこなす、新しい“薬のスペシャリスト”として、今や私たちの生活になくてはならない存在となっています。

※詳しくは、前回のコラムを参照 前編『登録販売者とは?仕事内容や給料、必要な資格、なり方について紹介』後編『登録販売者とは?仕事内容や給料、必要な資格、なり方について紹介』

 

 

気になる登録販売者の給料・年収をチェック!

 

日本の平均年収は422万円(国税庁の民間給与実態調査より)。これに対し、登録販売者の年収は300~400万円(アンドプラス『登録販売者の資格取得者の給料・平均年収まとめ』より)と、日本の平均年収よりはやや低くなっていますが、働く場所や働き方などによっては上回るケースもあります。

 

そこでここでは、登録販売者の給料がよりイメージしやすいよう、雇用形態別・勤務先別・年齢別の年収と、資格の有無による給与の違いをご紹介します。

 

<雇用形態別年収比較>

厚生労働省発表の民間給与実態調査によると、正社員の平均年収は478万円。これに対し、登録販売者の正社員の年収は約460万円(『アンドプラスネット』調べ)。

正社員以外(契約社員・パート・アルバイト)の場合は、約266~288万円(『平均年収.JP』調べ)となってます。

 

登録販売者の給与を雇用形態別で比較してみると、正社員は19~34万円(新卒の場合の初任給は18~20万円)、契約社員は20~30万円で、パートやアルバイトなど時給制の場合は、時給が1,120~1400円が相場となっています(2019年『ジョブメドレー』調べ)。

 

<勤務先による給与比較>

スーパーやドラッグストア、調剤薬局や薬店、コンビニ、家電量販店など、登録販売者の活躍の場は幅広く、勤務先や地域によっても給与事情は異なります。

 

ここでは給料や年収の目安として、東京都で正社員として勤務した場合の月給と年収と、パート・アルバイトとして勤務した時給をご紹介しましょう。

 

ドラッグストア・・月給18~35万円/年収300~500万円/時給 1,100~2,100円

コンビニ   ・・月給18~23万円/年収230~400万円/時給 1,000~1,500円

ホームセンター・・月給16~38万円/年収330~530万円/時給 1,000~1,500円

調剤薬局   ・・月給18~32万円/年収210~450万円/時給 1,000~1,500円

※『転職HAKASE』より

 

<年齢別の給与比較>

登録販売者の給与や年収は、年齢により差が出ることはほとんどありません。『登録販売者』の資格を取得するのに、年齢や学歴、経験などは問われないため、未経験でも取得が可能。早い段階で資格を取得すれば、年齢に関係なく経験や実績によって給与が支給されます。

ただし、資格取得後、2年の実務経験が必要となり、その期間は研修期間とみなされるため、たとえ資格を取得していても、資格手当がつかないケースもあります。年齢による給与差は生じませんが、経験者や役職に就いた場合は給与に差がつきます。

 

ちなみに、大手チェーンの店長クラスになると年収は450~700万円に。店長より上のエリアマネージャークラスになると年収は600万円以上になるケースもあります。(※『転職HAKASE』より)

 

<資格の有無による給与比較>

登録販売者として仕事をするためには、資格は必須です。資格を持っていない場合は、働きながら取得を目指すことも可能。資格を持っていると資格手当が支給されます。

 

金額は勤務先や経験などにより異なりますが、最低でも5千円。相場は1万円程度ですが、実績がある場合は、5万円の手当が支給されるところもあります。

 

 

給与アップへの道はある?ない?

 

もちろんあります!まずは、経験を積みキャリアアップする方法。勤務先の店舗などで店長やスーパーバイザー、店舗管理者にキャリアアップすれば、給与アップにつながります。

パートやアルバイトとして勤務している場合は、正社員を目指すのも手。また、医薬品の知識や接客スキルを磨き上げるなどスキルアップすることで、薬の販売業務にとどまらず、人材育成や店舗開発などの業務に携わるチャンスもあり、さらに責任ある仕事に就くことで給与アップを目指すことができます。

 

給与アップの一番の近道は転職。登録販売者としてのキャリアを活かして、さらに待遇のいい仕事場へ転職することで、給与アップが目指せます。

転職する際は、履歴書にそれまでの経歴や携わった業務などを詳しく記入し、面接ではその実力を大いにアピールしましょう。

 

 

今や、薬剤師不足を補う存在として、また身近に私たちの健康維持をサポートしてくれる存在として期待されている登録販売者。

 

医療費を抑制するためにも、今後ますますニーズは高まるでしょう。薬の知識は日常生活でも大いに役立つだけに、持っていて損はありません。

 

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前編『登録販売者とは?仕事内容や給料、必要な資格、なり方について紹介』

後編『登録販売者とは?仕事内容や給料、必要な資格、なり方について紹介』

登録販売者の資格とは?薬剤師との違い、資格取得の方法などご紹介

 

 

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