調剤薬局事務の給与や平均年収ってどのくらい?

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調剤薬局事務の給与や平均年収ってどのくらい?

医療機関で受付や会計を行なっている医療事務。患者様が医療機関を訪れた際に最初に接するスタッフとしてその存在はよく知られていますが、同じように調剤薬局にも受付や会計を専門に行っているスタッフがいるのをご存知ですか?それが調剤薬局事務。国が医薬分業を推進して以来、調剤薬局へのニーズが高まる中、薬剤師が調剤業務に専念できるよう、受付や会計を専門に行うスタッフとして活躍しています。今回は、そんな調剤薬局事務にスポットを当て、気になる給与事情に迫ってみました。

 

 

【目次】

調剤薬局事務の平均給与&平均年収

雇用形態別の給与比較

他の医療系職種との差は?

キャリアアップで給与もアップ!

 

9月10日コラム②

 

 

調剤薬局事務の平均給与&平均年収

 

医療事務と同様、未経験や無資格でも仕事に就くことができる調剤薬局事務。その給与は地域によって格差はありますが、一般的な年収は300万円、月収にすると平均18万円程度(※平均年収.JPより)。「思っていたよりも低い・・・」、そんな印象を持った方も少なくないのでは?調剤薬局事務は、受付での患者様やお客様対応など、接客も大事な仕事となるため、女性の採用が多く、結婚や出産・育児といったライフスタイルの変化により、退職・休職せざるを得ないケースが多いことに加え、比較的新しい職種のため、10年、20年続けている“ベテランスタッフ”が少ないため、勤続年数に比例した給与アップが見られないことなどが、給与や年収の伸び悩みの要因になっているようです。

では、実際に調剤薬局事務の年収や月収はどのぐらいなのでしょう。具体的な給与事情がイメージしやすいよう、年齢別の年収と平均月収をまとめてみました。

 

<年代別の年収と月収>(※平均年収.JPより)

 

<年代別の年収と月収>
年代 月収 年収
20~24歳 10.7万円 171万円
25~29歳 13.3万円 213万円
30~34歳 14.6万円 234万円
35~39歳 16.7万円 267万円
40~44歳 18.8万円 300万円
45~49歳 21.0万円 336万円
50~54歳 22.5万円 360万円
55~59歳 22.3万円 357万円
60~65歳 15.2万円 243万円

 

雇用形態別の給与比較

 

調剤薬局事務の働き方は、正社員、パート・アルバイト、派遣など、様々あります。他の業種同様、働き方によって給与も異なります。ここでは、雇用形態別の給与を比較してみました。

 

・正社員の場合

平均月収は16~22万円。正社員の場合、ボーナスや諸手当も付きますから、平均年収はおよそ300万円になります。

 

・パート・アルバイトの場合

時給は800~1200円。これは年齢や地域格差があり、主要都市(東京・大阪など)は1000~1200円ですが、他の地域では800~900円となっています

 

・派遣スタッフの場合

派遣の場合、時給は1500~1800円とパート・アルバイトよりも高くなっています。その理由は、派遣は即戦力が重視され、正社員とほぼ同じ業務内容をこなしているからです。

 

他の医療系職種との差は?

調剤薬局の事務は、他の医療系職種と比べて、平均給与はどの程度違うのでしょうか。

医療事務

令和2年賃金構造基本統計調査(※)によると、医療事務の正社員(企業規模10人以上)の全国平均収入はおよそ300万円です。
調剤事務は、正社員の全国平均年収が約300万円となっているため、あまり大きな差はないようです。

出典元:平均年収.jp

しかし、医療事務の年収は、働く地域や病院の規模によって差がでます。
また、規模の大きな大学病院や総合病院に比べると、小規模なクリニックの方が平均年収は低くなります。
パートやアルバイトの時給は、男女計で1,307円となっており、こちらも調剤薬局の8001200円より高収入を得ることが可能です。

出典元:厚生労働省「令和2年賃金構造基本統計調査」

 

介護事務

介護事務の平均年収は、令和2年賃金構造基本統計調査によると300万円です。
調剤事務とほぼ同じくらいの年収ですが、介護事務は、資格によって給与が変わってきます。
レセプト作成を中心に介護施設の事務業務を行っていますが、「ケアクラーク」や「介護事務管理士」、「介護事務実務士」などの資格を取得することによって、資格手当が支給されるからです。

また、介護事務は人事不足が深刻なため、待遇面を強化している職場が多く、今後さらに給与面で改善されることが見込まれるでしょう。

出典元:平均年収.jp

登録販売者

登録販売者の平均年収は、令和2年賃金構造基本統計調査によると347万円です。
調剤事務に比べると収入は高い水準です。
また、登録販売者は夜間営業しているコンビニエンスストアやスーパー、ドラックストアで夜間勤務すると高収入が得られます。
特に、コンビニエンスストアでは人手不足が深刻なため、給与は高い傾向にあります。

地域によって賃金の格差は大きいですが、今後さらに登録販売者の需要は高くなりますから、給与水準も高くなることが予想されるでしょう。

出典元:求人ボックス

出典元:アポプラス登販ナビ

 

キャリアアップで給与もアップ!

 

調剤薬局事務の仕事を選んでいる人は、パートやアルバイトという雇用スタイルの人が多いため、経験を積んでもなかなか時給や給与は上がらないということも低い給与事情につながっているようです。果報は寝て待て・・・という諺がありますが、どの仕事も待っているだけでは給与はなかなかアップしませんよね。でも、大丈夫。調剤薬局事務の世界にも、給与アップの道がいくつかあります。どんな道があるか、ここでご紹介しましょう。

 

<その1>「資格手当」で給与アップ!

医療事務同様、経験がなくても調剤薬局事務の仕事に就くことはできますが、メインの仕事となる調剤報酬(医師などが発行した処方箋に基づき、医薬品を提供した際に発生する報酬の算定を行う業務)をスムーズに行うためには、やはり専門的な知識が必要です。調剤報酬を正確に、そしてスピーディに算定できることを証明する資格を取得していると、資格手当が付くことがあるため、給与アップにつながります。調剤薬局事務に関連する資格は色々ありますが、初心者の方にオススメなのは日本医療事務協会の『調剤事務管理士技能認定試験』。受験資格がないことに加え、難易度も高くないため、比較的取得しやすい資格です。調剤報酬に関する基礎から応用まで理解していることを証明する『調剤報酬請求事務専門士』資格は、やや難易度が高い分、取得していると的確な算定や説明ができるだけの実力を証明できます。

 

<その2>『医療事務』の資格取得で仕事の幅を広げる!

調剤薬局事務に関する資格と合わせて、『医療事務』の資格を持っていると調剤薬局に限らず、医療機関の受付・会計の仕事に就くことができるため、仕事の幅も広がり、より良い給与条件の職場で仕事をすることができます。

 

<その3>キャリアを活かした転職でステップアップ!

ある程度経験を積むとその経験を強みに、より良い条件の調剤薬局や大きなチェーン店を持つようなドラッグストアの調剤薬局などに転職することができます。キャリアを活かした転職で、給与アップが狙えます。

 

 

調剤薬局事務は、幅広い年齢層の方が活躍しています。フルタイムで働くこともできるし、パートやアルバイトとして午前中、あるいは午後だけという働き方も可能。さらに、調剤薬局やドラッグストアは全国各地にあるため、求人も豊富です。家事や育児と両立させたい、あるいはプライベートを重視した働き方がしたいという方にオススメです。

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