看護助手の資格取得支援について徹底解説

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看護助手の資格取得支援について徹底解説

看護助手の仕事は、資格がなくても働くことができるため誰でもチャレンジしやすい仕事です。

しかし医療現場で働くことから、全く知識がないと困惑することも多く、スムーズに業務が行えず挫折してしまうこともあるでしょう。

 

そういったデメリットをカバーするためにも、資格の取得は効果的です。

ここでは、働きながら資格が取得できる「資格取得支援制度」について詳しくご紹介していきます。

看護助手として働いてみたいけれど、不安があるという方はぜひ参考にしてみてください。

【目次】

資格支援制度とは?

看護助手における資格支援制度とは?

資格支援制度を使うことによるメリット

記事のまとめ

医療コラム6月25日②

資格支援制度とは?

「資格取得制度」は、従業員のスキルアップのため会社側が仕事に役立つ資格取得を支援する制度です。

支援制度の内容は会社によって違いがあります。

一般的には、資格取得の費用や時間を会社がサポートする制度です。

個人で資格を取得するとなると、費用と勉強時間が大きな負担になります。

仕事をしていると資格勉強のために仕事を休むことが難しく、資格取得がスムーズにできません。

 

資格取得は、会社側としてもメリットがあります。

資格を取得することで知識や技術を身に付けることができ、それによって個人ができる業務の幅が増えます。

また、正しい知識をもって働いてもらえることから、安心して仕事を任せることができるのです。

 

そのため、資格取得制度を利用できるのは、雇用している企業に関わりのあるものに限られます。

 

看護助手における資格支援制度とは?

雇用者にとっても、個人にとってもメリットの大きな「資格取得支援制度」ですが、看護助手における資格支援制度とはどのようなものでしょうか。

ここでは、看護助手が資格支援制度を利用する場合、どのような資格が対象になるのかご紹介します。

 

どのような資格が対象となるのか?

看護助手が資格取得支援制度を利用する場合、対象となる資格をご紹介します。

看護助手として働く場合、必須となる資格は特にありません。

しかし医療現場で働く仕事ですから、資格取得によって医療的な資格はなくても仕事に役立てることができます。

 

看護助手の仕事は、医師や看護師のサポート業務が中心です。

そのため無資格で就職してもスキルアップができるよう、資格取得支援制度を取り入れている医療機関は多くあります。

 

医療機関において資格取得支援制度が適応される資格には、「看護助手実務能力認定試験」や「メディカルケアワーカー」などがあります。

これらは看護助手の仕事に役立つ代表的な民間の資格です。

 

メディカルケアワーカー(看護助手)

メディカルケアワーカーは、看護助手業務における初の民間資格です。「医療福祉情報実務能力協会」が認定する資格で、看護助手の技能向上や看護助手従事者の地位向上を図るために設けられました。

 

メディカルケアワーカーの資格を取得することによって、看護助手としての知識や技術などを持ち合わせていることの証明となります。

 

メディカルケアワーカーには、1級と2級があります。

2級で問われるのは、看護助手の役割や看護理論、病気や薬学の知識、電話対応などのマナーについてなどです。

1級では、2級の内容に加えて看護助手の実技に対する知識、基礎心理学が問われます。

 

2級の受験資格は、看護助手としての実務経験の有無によって異なります。

看護助手として働いている場合は、医療福祉情報実務能力協会が規定している実務経験を1年以上積むことで受験資格を得ることが可能です。

 

また、看護助手としての経験がない場合には、医療福祉情報実務能力協会が指定する教育機関の講座を受講修了することで受験資格を得ることができます。1級の受験資格は、メディカルケアワーカー2級合格によって得られます。

 

出題の形式は、2級が学科試験20問と800字程度の記述式、1級は学科試験25問と800字程度の記述式です。

2020年の試験合格率は1級で約76%、2級で約73%となっています。2級は年に4回、1級は年に3回の試験が開催されています。

出典:医療福祉情報実務能力協会 MEDIN(メッドイン) 

看護助手実務能力認定試験

看護助手に役立つ資格の一つが、「看護助手実務能力認定試験」です。
受験するための条件がないことから、挑戦しやすい資格になります。全国医療福祉教育協会が認定する資格です。

 

看護助手実務能力認定試験に合格していることは、医療現場において即戦力となる知識と技術がある証明となります。

講座を受講・修了することで、受験をしなくても資格を取得することも可能です。

 

看護助手実務能力認定試験では、医療に関わる法律や人体の構造、病気について、介助の方法などが問われます。

出題形式は学科25問、記述式5問で、正答率6割以上で合格となり、合格率は6080%です。年に3回程度、試験が実施されています。

出典:全国医療福祉教育協会

 

資格支援制度を使うことによるメリット

次に、資格取得支援制度を使うことによるメリットについてご紹介します。

 

まずは、働きながら資格取得を目指せることです。資格取得のためには、学校に通わなくてはならないこともあります。

資格支援制度がある職場では、積極的に資格取得のための休暇を融通してくれます。そのため、仕事と勉強の両立がしやすいでしょう。

メディカルケアワーカーのように実務経験が必要な場合などは、特に働きながら取得できることにメリットがあります。

 

資格取得に必要な費用を節約できるということも、大きなメリットです。資格取得のためには、授業料やテキスト代、受験料などかなりの費用がかかります。無職のときや、就職したばかりの頃は資格取得にかかる費用の捻出が簡単ではありません。

 

資格取得支援制度を利用できる職場であれば、費用の心配がなくスキルアップやキャリアアップができます。

資格を取得することによって、知識や技術が向上し仕事をよりスムーズに効率よくできるようになるでしょう。

資格を取得することによって給与アップも可能ですから、制度を利用することでのメリットは非常に多くあります。

 

また、この制度は雇用される側だけでなく会社側にもメリットがあります。

資格取得のための費用を会社で負担したとしても、資格取得によって仕事の効率があがるだけではなく、職場内の活気や向上心のある従業員に恵まれることになります。

 

資格取得支援制度を利用して、スキルアップやキャリアアップを目指す意欲的な従業員がいることは、周りへもよい影響を与えてくれるでしょう。

さらに、有資格者がいることで助成金が会社におりる場合もありますから、会社側のメリットも大きいといえます。

 

記事まとめ

ここでは、資格取得を会社で支援してくれる制度についてご紹介しました。
看護助手は資格や経験がなくても就職することが可能ですが、資格を取得することでできる業務の幅が広がりますし、給与アップも可能です。

 

資格や経験がなくても看護助手にチャレンジしたい場合は、資格取得支援制度のある職場を選ぶことをおすすめします。

ぜひ本記事を参考にしてみてください。

 

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