看護師さんの給料事情に迫る!
看護師さんの給料事情に迫る!
女の子のなりたい職業で、常にベスト10にランキングされている看護師さん。大人になった今でも、その夢を叶えたい!と思っている方も少なくないのでは?実は今、医療事務の仕事を経験し、看護師さんを目指す方も少なくないんです。さらに、女性だけでなく男性も看護師として活躍しているなど、看護師人気は衰え知らず。そこで今回は、医療だけでなく、介護の分野でもニーズが高まっている看護師さんの気になる給与事情にスポットを当ててみました。
【目次】
看護師さんの給料HOW MUCH?
看護師さんの平均年収は、ズバリ、479万9300円(『厚生労働省 平成30年賃金構造基本統計調査』より)。これは夜勤や時間外勤務手当、ボーナスなどを含み、所得税や社会保険料などを控除する前の金額です。地域や勤務先の形態(企業規模)などにより異なりますが、平均年収で約480万円。この金額、あなたにとっては高い?それとも低い?
■推定生涯年収をチェック!
平均年収をもとに算出した看護師さんの推定生涯年収は、約1億8240万円(480万円×38年として算出)。給料は、年齢や地域によっても異なりますが平均で約33万円。ボーナスの平均は約82万円となっています(『厚生労働省 平成30年賃金構造基本統計調査』より)。資格があれば、年齢を問わず全国どこの医療機関でも働ける、と言うメリットがある反面、精神的にも肉体的にもハードワークと言うイメージもあり、慢性的な人手不足のため、常に求人が多く、一度辞めても再就職しやすい看護師さん。働き続ければ、2億円を超える生涯年収が見込めると言う給与事情は、意外?それとも納得?
■男女差は?年齢別給料の差は?
給料の男女差はほとんどないと言われる看護師ですが、『厚生労働省の賃金構造基本統計調査』では平均年収を比較すると、男性看護師は492万4200円、女性看護師は478万4700円と、やや男性看護師の方が高くなっています。家族手当・夜勤手当などのプラス分や、勤務先の病院の規模が大きいなどがその理由。年齢別で平均年収を比較すると、20代半ばで389万8000円、ピークとなる50代半ばで537万3000円。男性の場合、経験を積むことで役職に就くチャンスが女性より多いことなどが収入アップにつながっているようです。
看護師さんの給料事情を深掘り!
「看護師さんの給料は高い!」「いやいや、ハードワークの割に低い!」などなど。看護師さんの給与事情に対する意見はさまざま。そこで、ここでは看護師さんの給与事情を他の業界と比較してみました。
■他の職種と比較してみた!
厚生労働省の『賃金構造基本統計調査』によれば、全職種の平均年収は497万2000円。看護師は479万9300円ですから、平均よりも低いということになります。ただし、全職種の女性の平均年収は382万6000円と比較すると、女性看護師は478万4700円ですから約100万円ほど上回っています。看護師さんの給料は全体で比較すると決して高くはないけれど、女性の職業の中では、高収入の仕事だと言えるでしょう。
■地域格差をチェック!
厚生労働省の『賃金構造基本統計調査』によれば、平均年収のトップは神奈川県の531万8000円。次いで東京都の516万5000円、三重県の515万9000円となっており、最も低いのが宮崎県の403万4000円でした。平均年収には夜勤などの手当も含まれており、トップ3に輝くエリアは人口に対して看護師の数が少ないため、一人当たりの夜勤回数が多いことが、高い収入につながっていると言えるでしょう。
ステップアップで収入アップへのさらなるステップ!
夜勤を増やす以外にも収入をアップさせる道はあります。看護師さんの場合、勤続年数が増えると、役職や管理職にステップアップすることで給料もアップ!では、具体的にどんな方法があるのか、ここでご紹介しましょう。
■正看護師免許を取る!
正看護師と准看護師は資格が違うため、給与も異なります。准看護師の平均年収は402万100円(厚生労働省『 平成30年賃金構造基本統計調査』より)。正看護師と比較すると、約70万弱もの年収差が。そのため、給与アップを目指して、准看護師として働きながら正看護師の資格に挑戦するケースもみられます。さらに、看護師資格には正看護師と准看護師があり、正看護師が経験を積み、スキルの証明ともいえる『認定・専門看護師』の資格を取得すると、さらに年収がアップします。
■キャリアを積んで転職!
給与アップには、転職もひとつの方法です。一般企業と同様、病院も規模が大きくなるほど年収が高くなる傾向があるため、看護師としての経験を積みながら、より良い条件の病院に転職すると言う手も。そのため、最終的には高いスキルが求められる分、年収も高くなる大学病院勤務を目指す人も少なくありません。ただし、大学病院で働く場合、特定の分野で知識と技術を持つ証明となる、『認定・専門看護師』資格を取得している人が多いようです。
国家資格が必要な看護師さんになるのはやっぱり難しそう、と諦めている方も少なくないのでは?医療の世界で活躍しているのは看護師さんだけではありません。病院の受付で患者様と最初に接する医療事務は、患者様や医師や看護師さんにとってなくてはならない存在。医療事務として医療の現場で仕事を携わりながら看護師さんを目指すと言う道もあります!
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