調剤薬局事務の資格は必要?メリットや資格の種類をご紹介

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今や、コンビニよりも件数が多い調剤薬局。医薬分業が主流になって以来、医療機関の周囲には複数の調剤薬局が点在しています。そんな調剤薬局で、薬剤師がスムーズに調剤業務を行えるようサポートしているのが、調剤事務です。調剤薬局ではなくてはならない存在と言われている調剤事務の仕事は、医療事務同様、主に受付や会計業務。勤務時間が選べたり、短時間勤務が可能なことから、家事や育児との両立がしやすいため、女性に人気が高く、この仕事に「興味を持っている」と言う方も少なくないはず。未経験でも、資格がなくても仕事に就くことはできますが、資格を持っていると就職・転職の際に有利になるのはもちろん、実は専門資格なのに取りやすいと言うこともあり、取得を目指す方も増えているんですよ。そこで今回は、調剤薬局事務の資格にスポットを当て、資格の種類や特長などをご紹介します。

 

【目次】

■調剤薬局の仕事とその魅力

■調剤薬局事務の資格事情

<調剤事務管理士>

<調剤報酬請求事務専門士>

<調剤事務実務士>

<医療保険調剤報酬専門士>

 

調剤薬局の仕事とその魅力

 

調剤事務の資格についてご説明する前に、調剤事務の仕事内容について、改めてご紹介しておきましょう。調剤薬局事務のお仕事は主に3つ。1つは、受付業務。調剤薬局の顔として、患者様をお迎えしたり、保険証の確認を行ったり、お薬手帳の発行や患者様が待ち時間を快適に過ごせるよう待合室の環境整備などを行います。2つ目は処方箋内容をコンピュータに入力したり、処方内容から会計金額を算出し、会計を行うオペレーター・会計業務。そして3つ目は、調剤薬局にとって重要な業務となる保険の負担分を請求する請求業務です。

調剤事務の仕事の魅力は、勤務時間を選べたり残業が少ないことから、家事や育児と両立しやすいのはもちろん、プライベートな時間も充実させられること。また、調剤薬局は全国各地にあるため、どこでも働ける、家の近くで働けることは大きな特長であり、魅力と言えるでしょう。

 

 

調剤薬局事務の資格事情

 

調剤事務の仕事には無資格でも就けるものの、経験や資格があると優遇されるというケースがほとんどです。というのも、請求事務では専門的な知識に加え、正確さやスピードが求められるため、資格や経験があると大いに有利になります。医療分野に属する資格ですが、調剤薬局事務の資格は比較的取得しやすいのが特長です。試験では専門的な知識や技術を問われますが、テキストやノートの持ち込みが可能なケースが多いため、暗記が苦手という方でも大丈夫!また、受験費用が安いのも、人気の理由と言えるでしょう。

調剤薬局事務の資格は、全て民間資格。主催団体が異なり、独学で挑戦できるもの、専門のスクールの受講が必要となるものの2タイプあります。ここでは、調剤事務の代表的な4つ資格にスポットを当て、その特長などをご紹介しましょう。

 

<調剤事務管理士>

技能認定振興協会(JSMA)主催。試験は年6回実施され、何回でも受験できます。受験資格もなく、在宅で受験できることに加え、テキストを見ながら回答できるので比較的取得しやすく、また独学で目指せるのもこの資格の特長です。受験料は6,500円(税込)。

 

<調剤報酬請求事務専門士>

一般社団法人専門士認定協会主催。受験資格は特に設定されておらず、試験は年2回実施されます。1~3級まであり、3級は入門資格で、調剤報酬の基礎知識が問われます。1級は調剤薬局事務の中で最もレベルの高い資格と言われています。受験料は1級が6,380円(税込)、2級・3級が5,280円(税込)。1級・2級併願の場合は11,110円(税込)、2級・3級併願の場合は10,010円(税込)。1級と1・2級の併願は、指定の会場での受験になりますが、それ以外はNTT回線を利用した通信受験が可能です。

 

<調剤事務実務士>

特定非営利活動法人医療福祉情報実務能力協会主催。試験は年に2回。受験資格はないものの、合格率は60%と難易度がやや高い資格。試験内容も学科は薬学の専門的なものから接遇マナーまでと幅広く、レセプトの実技テストもあ理、この資格は教育指定校での受講が必要となるため、資格としての信頼性や価値が高いのも特長です。受験料は7,700円(税込)。

 

<医療保険調剤報酬専門士>

医療保険学院主催。主催機関での「調剤報酬事務教育講座」の試験に3回合格しなければならないと言う受験資格が設けられています。試験は毎月実施されており、在宅での受験が可能。医療保険制度や保険請求事務に関する知識を持つことを証明できる資格で、受験料は4,000円(税込)。

 

調剤薬局事務の資格は、独学で取得にチャレンジできるものもありますが、専門の講座でポイントを押さえて学ぶのが合格への近道と言えるでしょう。また、調剤事務では、コンピュータの操作も必須となるため、合わせてコンピュータの知識や技術、資格の取得もおすすめです。

日本医療事務協会の『調剤事務コース』なら、最短3日間のスクーリングで調剤薬局事務の資格取得が可能。通信講座の場合も、他の講座よりも短期間で取得できるとあり、多くの方に選ばれています。また、医療事務講座とのセットや調剤薬局事務コンピュータ講座とセットで受講できるコースもあります。セットで受講すれば将来の幅もさらに広がるでしょう。

 

 

医療事務の資格を取得した行けど、仕事の幅を広げるために調剤事務の資格も取得したい、あるいはその逆のパターンも増えています。医療事務に比べ、調剤事務は求人が少ないため、資格を持っていると就職・転職の際には大いに有利になります。あなたもこの機会に資格取得に挑戦してみませんか?

 

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