『どの医療機関で働きたいですか？』
患者様と医療機関をつなぐコミュニケーターとして、また医療機関の事務部門を支えるスペシャリストとして活躍している医療事務。医療機関にとってはなくてはならない存在と言われている医療事務は、病院以外のさまざまな医療機関でも活躍しているのをご存知でしたか。今回は、医療事務が活躍している医療機関と、就職するために持っていると有利な資格についてご紹介します。
【目次】
■医療事務が活躍している5つの医療機関
■ココが違うよ！５つの医療機関での仕事と求められる能力・資格
■医療事務が活躍している5つの医療機関
医療事務というと、まず病院を思い浮かべる人が多いと思います。その他の医療機関も医療事務の活躍の場となっているのでご紹介します。
1.病院・・・大学病院や総合病院など、20床以上の入院施設を持つ医療機関。
2.クリニック・・入院施設がないか、19床以下の診療所や医院。
3.調剤薬局・・・医療機関で発行された処方箋に従って薬を調合する薬局。
4.歯科医院・・・歯科治療を行なう医院やクリニック。
5.介護施設・・・特別養護老人ホームや老人保健施設、グループホームなど、介護サービスを提供する施設。
■ココが違うよ！５つの医療機関での仕事と求められる能力・資格
ひと口に医療事務といっても、働く医療機関によって仕事や求められる能力には違いがあります。
●病院
受付や書類の作成などが主な仕事。総合病院や大学病院と言った大きな医療機関が仕事場となるため、専門性が求められます。医療機関ではコンピュータによる会計システムが導入されているため、PCスキルは必須。また、電子カルテの導入も進んでいます。求人倍率が高い有名病院への就職を希望するなら、『医療事務検定』や『医事コンピュータ能力技能検定試験』を資格は持っていると、就職の際、大きなアドバンテージになります。
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●クリニック
受付や会計、診療補助、さらには接客や電話応対など、クリニックでは幅広い仕事に携わります。診療報酬明細書（医療機関が医療費の保険負担分の支払を公的機関に請求するための明細書）を作成する仕事も担うため、『医療事務検定』に加え、『レセプト点検業務技能検定試験』を持っていると即戦力として活躍できます。
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●調剤薬局
薬の取り扱いはできないため、受付や会計、薬歴簿の作成、調剤報酬の算定などが主な仕事になります。病院で行なうレセプト（診療報酬請求事務）とは内容が異なるため、『調剤報酬請求事務技能検定試験』に合格していると、就職に有利になるでしょう。
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●歯科医院
受付や会計、書類の作成、電話応対に加え、診療時の補助なども行ないます。歯科の保険請求事務は医療機関と異なるため、『保険請求事務技能検定試験（歯科）』に合格していると、就職しやすく、さらに仕事もスムーズにこなせます。
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●介護施設
介護報酬請求業務をメインで行ないます。介護サービスを提供した施設が、介護保険制度に従って、国民健康保険組合に請求する明細書を作成する業務で、施設の経営にも関わるだけに、介護報酬請求事務に関する専門的な知識が必要となります。『介護報酬請求事務技能検定試験』に合格していると、就職の際大いに有利になるでしょう。
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