看護助手の仕事は大変?つらい理由と解決策とは

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看護助手の仕事は大変?つらい理由と解決策とは

看護師資格がなくても病院やクリニックで働くことができる「看護助手」。

資格はないけれども、医療関係の仕事がしたい、やりがいのある仕事がしたいと看護助手を目指す人も少なくありません。

そんな気持ちではじめた看護助手の仕事ですが、実際に働いてみると思った以上に仕事内容が大変と感じる人も少なくないようです。

ここでは、看護助手の仕事がつらいと思われる理由や、その解決策についてご紹介します。

 


【目次】

★看護助手とは?仕事内容を解説

★看護助手で大変なこと

★看護助手の大変さを乗り越える方法とは?

★転職する前に考えるべきことは?

★記事まとめ


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■看護助手とは?仕事内容を解説

看護助手は病院やクリニックで活躍していますが、医療的な資格は必要ありません。

看護師のサポート業務として、医療行為にあたらない業務を行っています。

看護助手の仕事内容には以下のような仕事があります。

・食事の介助

・入浴の介助

・排せつの介助

・検査室の医療機器のセッティング、洗浄

・ベットシーツの交換など環境整備

・備品管理など

このような業務を看護助手が行うことによって、看護師が医療的な業務に専念できるようになります。

看護助手は、看護師に代わって患者さんの身の回りの世話をするため、直接患者さんに関わることが多くあります。

その際は、ただ身の回りの介助を行うだけではなく、患者さんの健康状態を把握することが必要です。

患者さんの異常に気付いたときは、速やかに報告し看護師をサポートすることが求められます。

■看護助手で大変なこと

看護助手の仕事では医療行為は行わないものの、医療現場での仕事ですから大変なことも多くあります。

看護師資格はなくても医療現場で働ける看護助手の仕事は、やりがいがあり期待をもって始める人も多いでしょう。

しかし実際に働いてみたら、想像と違ったと感じることもあるようです。

看護助手として働くうえで大変だと感じることについてご紹介します。

人の役に立つ仕事がしたい、やりがいのある仕事がしたいと考え看護助手になる人は多くいます。

しかし、実際に働いてみると予想以上に大変だと思う人も少なくないようです。

看護助手をされている方の体験談をご紹介します。

一般事務の仕事をしていましたが、やりがいのある仕事がしたいと思い、看護助手として働き始めました。

勤続年数は1年になりますが、いまだに慣れないことがあります。

職場の看護師は仕事内容がハードで、ピリピリした雰囲気があり話しかけづらく、ミスなどあるとキツイ態度や言動が多く、精神的にかなり苦痛を感じています。

 -看護師との関係で悩む

看護助手の仕事は、患者さんの身の回りのお世話を中心に、看護師のサポート的な仕事となります。

介護的な仕事だけではなく、患者さんの体調の変化に早期に気づき看護師に報告することが大切です。

そのため、看護師とのコミュニケーションがスムーズに行えないと、精神的に負担になります。

看護師との連携がスムーズであれば、疑問に思ったことをすぐに聞けますし、患者さんの体調に不安を感じたときに素早く対応することができます。

しかし、看護師は業務が忙しいことからピリピリしていたり、専門職としてのプライドからか話しかけづらい雰囲気があったりと、連携がとりづらいこともあるのです。

そういった状況で看護助手から看護師への報告がスムーズに行われないと、患者さんへも迷惑がかかりますし、報告を怠ったと注意されてしまうこともあります。

看護師と良好な人間関係を築けず悩むこともあるでしょう。

 

-体力的に大変と感じる

看護助手の仕事の多くは、患者さんの身体的な介助です。

患者さんへの医療行為にあたることは看護師が行いますが、医療行為にあたらない入浴の介助や排泄の介助、移動の介助といった力仕事は看護助手が行います。

患者さんは病気で身体が不自由であったり、安静のために自ら体を動かすことができなかったりしますから、介助する看護助手は大きな負担がかかります。

また、ナースコールの対応や、検査室への誘導など院内を歩き回ることが多く、体力的な負担が大きい仕事です。

一日中立ち仕事なうえに、力仕事が多くあるため腰痛を起こしやすく、身体的に負担が大きく大変と感じる人も少なくありません。

 

-覚えることが多い

看護助手は、病院やクリニックにおいて医療行為以外のことを行います。患者さんの身の回りのお世話はもちろん、病室内の清掃やベッドメイキングなども看護助手の仕事です。

さらに備品の管理や、検査器具の洗浄、検査室機械のセッティング、院内の清掃など非常に幅広い業務があります。

新人にとっては聞き馴染みのない用語も多いですし、物品の用途などの知識は習得に時間を要するでしょう。

しかしセッティングミスや、準備物品などを間違えると大きな医療事故につながります。

そのため覚えることが沢山あり、責任も重大なため大変と感じることが多いようです。

 

-雑用が多い

看護助手の仕事に就く人のなかには、医療的な資格はないけれども医療現場で働くことに憧れて働き始める人もいます。しかし、人の役に立つ仕事だと理想を抱いて働き始めたものの、実際に働いてみたら雑用が多くがっかりすることもあるようです。

 

看護助手は、看護師が医療行為に専念できるためにサポートすることが役目です。そのため医療行為にはあたらない業務が多くなります。やりがいのある仕事ができると思っていた人にとっては残念に感じるようです。

看護助手 仕事

■看護助手の大変さを乗り越える方法とは?

看護助手の仕事は体力的なキツさや、雑用的な業務が多い、看護師との人間関係で悩むなど大変と感じることが多くあります。

これらを乗り越えるために、どのような方法があるのでしょうか。

 

看護助手に役立つ資格を取得しよう

看護助手として働くために必要な資格はありません。

しかし、看護助手の仕事に役立つ資格を取得することで乗り越えやすくなります。

看護助手認定実務者試験や医療福祉情報実務者試験などを受けることで、看護助手の業務に関して理解がしやすくなり、仕事がスムーズに行えるでしょう。

また、看護助手の仕事は患者さんの身の回りのお世話が多いため、介護系の資格取得もおすすめです。

患者さんの援助をする際、自分の体に負担がかからないようなテクニックや、スムーズに援助する方法を学ぶことで、体力的な負担を軽減することができます。

介護職員初任者研修であれば、最短1ヶ月で取得することが可能です。

また介護福祉実務者研修を取得し、介護福祉士なども取得できれば技術や知識でスキルアップができ、看護師からも信頼されるため、看護師との人間関係の悩み解決にもつながるでしょう。

 

看護助手として働くことのメリットを考えてみよう

看護助手の仕事は大変と感じることが多いですが、働くことでどのようなメリットがあるか考えてみましょう。

メリットに気づくことができれば、大変だと思う仕事にもやる気が湧いて乗り越えることができるかもしれません。

看護助手は患者さんの一番身近な存在となり、直接関わることが多い立場です。

そのため患者さんから直接感謝の言葉をいただいたり、信頼されていることを実感したり、大きなやりがいを感じることができます。

また、看護助手の仕事をすることで、一度はあきらめていた看護師や介護福祉士を目指すきっかけになることもあります。

実際に医療現場で働いて得た知識や技術は、資格取得に多いに役立つでしょう。

場合によっては、資格取得に必要となる実務経験としてカウントされることもあります。

看護助手のやりがいを思い出してみる

看護助手の仕事は、大変なことも多く辞めたいと思うこともあります。

そんなときは、看護助手として働くことで感じることのできるやりがいについて、思い出してみましょう。

 看護助手は、看護師以上に患者さんと直接関わることが多くあります。

その分、患者さんから直接感謝の言葉をかけていただいたり、自分が人の役に立っていることを実感したり、大きなやりがいを感じる体験も多くあるはずです。

そういった経験を思い出してみると、モチベーションがアップし、やる気もでてくるでしょう。

■転職する前に考えるべきことは?

どうしても乗り越えることのできない人間関係の悩みなどがあるときは、無理をして働き続けるとストレスで病気を引き起こすこともあります。

そういったときは、転職をすることも一つの手です。勤務先が変わることで解決できることもあるでしょう。

転職を考えている場合は、転職に有利になる資格を取得しておくこともおすすめです。

なお、短期間での転職は再就職に不利になります。

できるだけ1年以上は勤務してから転職すると、経験者としてみなされ転職に有利になるでしょう。

■記事まとめ

看護助手に仕事がつらいと感じる理由や、その解決方法についてご紹介してきました。

看護助手は仕事内容がきついこともあります。

しかし、同時にやりがいを感じることができますし、経験を積むことでスキルアップやキャリアアップを目指すことも可能です。

看護助手は、資格がなくても人の役に立つことができる素晴らしい仕事をすることができます。

ぜひ記事を参考にしてみてください。

 

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