『登録販売者の受験資格は?試験内容や勉強方法、合格率まで!』

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『登録販売者の受験資格は?試験内容や勉強方法、合格率まで!』

突然ですが、あなたは何か国家資格をお持ちですか?国家資格は、法律に基づき、国や国から委託された機関が実施する資格試験で、資格の中でも信頼性の高い資格です。

国家資格と言うと、医師、弁護士、看護師、行政書士など、取得が難しそうなものを思い浮かべる方も少なくないはず。でも、実は比較的取得しやすいものがあるんですよ。それが『登録販売者』。

医療費の抑制やセルフメディケーションの推進で、今大いに注目を集めている『販売登録者』資格。今回はその取得方法についてご紹介します。

 

【目次】

登録販売者は、私たちの身近なところで活躍している薬のスペシャリスト!

どうやって取得するの?

国家資格の中でも『登録販売者』資格は取得しやすいって本当?!

取得するためにはどうすればいいの?

登録販売者に向いているのはどんな人?

 

 

 

登録販売者は、私たちの身近なところで活躍している薬のスペシャリスト!

 

薬には、医師の処方箋を基に薬剤師が調合する「医療用医薬品」と、医師の処方箋がなくても購入できる「一般医薬品」があります。従来は、いずれも薬剤師でなければ販売することができませんでしたが、薬事法が改正され、風邪薬や鎮痛剤など、比較的副作用の低い一般医薬品を「登録販売者」と呼ばれる薬のプロも販売できるようになりました。

最近、スーパーやコンビニ、家電量販店などで“登録販売者”と書かれたネームプレートをしているスタッフを見かけたことはありませんか?登録販売者は、医薬品の販売はもちろんのこと、薬に関する情報を提供したり、薬選びの相談やアドバイスも行います。

また、勤務する場所によっては、医薬品以外の販売業務やマネジメント業務を任されることもあるなど、今やマルチに活躍している薬のスペシャリストなのです。

 

勉強する若い女性

 

どうやって取得するの?

 

『登録販売者』には、受験資格がありません。過去には、学歴や実務経験が必要でしたが、2015年に薬事法が改正されて以降、制限がなくなり、誰でも受験することができるようになりました。試験は毎年1回。各都道府県で実施され、試験の内容は、実施年度や都道府県ごとに異なります。資格は試験に合格すれば取得できますが、『登録販売者』として勤務するためには、資格取得後、勤務する都道府県で「販売従事者登録」を行わなければなりません。登録後は、2年以上の実務経験がない場合は、2年以上の実務経験を持つ販売登録者か、薬剤師の管理・指導の元で仕事に携わることになります。

 

 

 

国家資格の中でも『登録販売者』資格は取得しやすいって本当?!

 

2019年の『販売登録者』資格の全国合格率は43.4%。合格率や受験資格がないことから見ても、国家資格の中でも比較的取得しやすい資格と言えるでしょう。

ただし、だからと言って、試験の難易度が低いわけではありません。試験問題は全部で120問(1問1点)。出題は以下の5分野に分かれており、合格には全体の7割以上の得点が必要で、なおかつ項目ごとの出題数に対して3.5割以上(都道府県によっては4割以上)正答しなければなりません。

 

<出題分野>

1.医薬品に共通する特性と基本的な知識

2.人体の働きと医薬品

3.主な医薬品とその作用

4.薬事関係法規・制度

5.医薬品の適正使用・安全対策

 

 

取得するためにはどうすればいいの?

 

『登録販売者』の資格は、家事や育児、あるいは仕事をしながらでも取得を目指すことは可能です。勉強の方法は2つ。独学か、対策講座で受講するか。

独学で取得を目指す場合は、自分に合ったテキストを選び、学習スケジュールを立て、学び進めて行きます。試験が近づいたら、過去問を繰り返し解くことで、正答率を高めていきましょう。

短期間で一発合格を目指すなら、対策講座を受講するのがオススメ。ポイントを押さえた指導で効率よく学べる上に、疑問もスピーディに解決できますから、自信を持って試験に臨むことができます。いずれのケースで取得を目指す場合も、合格を確実なものにするためのポイントがあります。

 

<ポイント1>確実に合格点を取るために、得意分野をよりスピーディ、かつ正確に解答できるようにする。

<ポイント2>試験では、苦手分野は後回しにする。

<ポイント3>試験はマークシートなので、マークミスに気をつける。

<ポイント4>迷ったら、明らかに間違っていると思われる選択肢を外していく。

<ポイント5>解答ペースが順調かどうか、こまめに時間をチェックする。

 

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登録販売者に向いているのはどんな人?

 

ドラッグストアや薬店などでの勤務経験者はもちろん、未経験でも、高校や大学など新卒でも目指せる登録販売者ですが、誰にでも向いているというわけではありません。では、どんな人に向いているのでしょうか。

 

  • 向上心のある人

医学の進化は著しいため、日々新しい医薬品が開発されています。お客様に適切な情報を提供するためには、常に学ぶ意欲を失わず、向上心のある人でなければ、勤まらない仕事です。

 

  • 責任感のある人

薬の販売業務は、広い意味で人の命に関わる仕事です。それだけに、医薬品販売に携わるという自覚と責任感は必要です。

 

  • 健康に関心のある人

登録販売者は健康相談に応じることも大事な仕事。日頃から健康に関する情報を収集するなど、健康に関心のある人なら楽しく仕事に携わることができるでしょう。

 

  • コミュニケーションスキルのある人

お客様一人ひとりに適切な医薬品情報の提供を行うためには、お互いの信頼関係を築くことも大事。どんな悩みを抱えているのか、相手の話をしっかり聞き出すためのコミュニケーション能力は欠かせません。

 

 

 

『登録販売者』資格は、医薬品販売だけでなく、医薬品の専門知識を活かして、製薬会社や美容分野、介護分野でもニーズが高まっています。一度取得すれば一生ものになる資格。正社員としてだけでなく、パートやアルバイトなど、働き方が選べることに加え、資格を持っていれば、履歴書や面接で大いにアピールできます。この機会に、あなたもチャレンジしてみませんか?

 

 

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