医療事務なら知っておきたい“レセプト”って何?

医療事務なら知っておきたい“レセプト”って何? イメージ

いろいろな業界に存在する“専門用語”。医療事務の世界にも聞いただけではよく分からない専門用語があります。例えば“レセプト”。私たちの生活とも関わりのあるこの言葉の意味をご存知ですか?

 

 

【目次】

レセプトとは診療報酬明細のこと!

レセプト業務って難しいの?

レセプトに挑戦したいなら、まず資格を取ろう。

 

 

 

■レセプトとは診療報酬明細のこと!

私たちが病院で診察を受けると、会計の際に受け取る領収証。この領収証をよく見ると、いろいろな項目があり、そこに点数がついているのをご存知ですか?「初・再診料○点」「注射○点」「処置○点」など。診察や医療行為は内容や難易度によって料金が点数化されており、1点は10円。つまり、点数に10をかけた金額が本来医療機関に支払うべき金額となります。保険診療の場合、私たちが窓口で支払うのは、決められている負担割合分のみ。残りの金額は、医療機関が保険者(健康保険事業の運営側)に請求するのですが、この際、診療に係った報酬を請求するために必要な明細書が『レセプト(診療報酬明細書)』です

 

 

 

■レセプト業務って難しいの?

レセプトは、医療事務の中でも最も重要な業務と言われています。月末から月初めは“レセプト期間”と呼ばれており、一人ひとりの患者様の診療内容を1枚のレセプトにまとめる作業を集中して行ないます。レセプトに誤りや不備があるとが、病院側が保険組合に請求できなくなってしまい、通常翌月に受け取れるはずの診療報酬が得られません。病院経営にも直結してくるため、レセプト作業には正確さと慎重さはもちろん、大きな病院になると、量が膨大になるので、スピードも求められます。また専門的な知識も求められるので、資格を持っていないと、なかなか業務に就くのは難しいと言われています。でも、レセプトのスキルを持っていると、家事や育児との両立がしやすい「クリニック勤務」や「正社員」として病院への勤務もめざせます。

 

 

 

■レセプトに挑戦したいなら、まず資格を取ろう。

 

医療事務の資格と言えば日本医療事務協会の「医療事務検定」が一般的ですが、専門知識が必要となるレセプト業務を行なうためには、「診療報酬能力事務検定」の資格を持っていると、専門性と実力は高く評価されます。年2回行なわれる認定試験は「医療事務検定」に比べ難易度は高くなりますが、挑戦してみる価値のある資格です。さらに、レセプトの基礎知識をしっかり学べる「レセプト講座」の受講もおすすめ。初心者でも短期間でレセプトのコツを身につけることができます。

 

職業の中でも安定していることで人気の医療事務。でもそれだけではなく、仕事内容の幅広さや、やりがいの大きさも注目されています。確かな実力を証明できる資格を取って、医療事務の仕事にチャレンジしてみませんか?

 

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