【墨田看護専門学校】卒業生へメッセージ～2020年～

2020年10月30日更新　広報室

墨田看護専門学校の卒業生の皆さん、卒業後はいかがお過ごしですか？三幸学園キャリアサポートセンターです。この3月に卒業され、初めての仕事、初めての職場で忙しくアッという間に今に至るのではないでしょうか？

仕事を始めて半年経つなかで患者様に感謝され心から嬉しかったこと、失敗をして怒られることもあるかと思います。そんな新人時代の失敗や喜びは誰もが通る道。今回は墨田看護専門学校の講師、北御門先生より新人時代の苦労・喜びエピソードや皆さんへのメッセージを頂きましたのでお届けします！

「北御門先生の新人看護師時代の思い出」

新人時代の先輩看護師は非常に厳しく、辛いと感じていたこともありました。その時は辛かったけれど、今思えば先輩に鍛えて頂いたからこそ基礎固めができて今の自分があると感謝しています。

そして、まだまだ経験が浅いことから頭ではわかってはいても物品の取り扱い等で多くの失敗をしました。その失敗があったからこそ、自分の焦りや確認不足が大きな事故に繫がりかねないということが身に染みてわかりました。それからは失敗をしっかりと振り返り、同じことがないように改善していくことが重要と感じ、「振り返り」と「改善」を心がけて仕事に取り組んでいました。

そんな怒涛の毎日でしたが、夜勤明けに同僚とご飯を食べに行ったり旅行へ行ったりと楽しい思い出もあり、救われたこともたくさんあります。今も忙しい中でも適度にオン・オフを切り替えていくことは大切なことだと思っています。

「看護師をしていて嬉しかったこと」

看護師の仕事はたくさんのやりがいがあります。患者様から信頼をされ「あなたがいるから安心だわ」「ありがとう」と言われることが何よりも嬉しかったです。

患者様が回復される過程や、患者様なりの人生を全うし病と闘っている姿に私自身も励まされました。その中で、やっぱり「看護師になって良かった！」「ずっと続けたい」という強い気持ちが生まれました。

慣れない環境の中でも、同僚とのコミュニケーション・絆を強く持ち、互いに支え合ったこと。そしてその絆が今も続いていることは私にとって生涯の財産になっています。

「看護師をしている中で苦労したこと」

入職3ヶ月くらいで夜勤が入り、ICUの医療機器が並んでいる部屋で重症患者を受け持っていました。時間管理をしつつ、様態観察・アセスメント～記録、申し送りと限られた時間内にすべてをミスなくこなしていくことはとても大変でした。その時改めて患者の命を一手に引き受けている重責に押しつぶされそうになる中、なんとか歯を食いしばって無我夢中で患者様のために頑張り乗り越えたことを覚えています。

他にも「先輩職員とのコミュニケーションは緊張してしまい最初はうまく自分の意見を伝えられないこと」「新しい最新機器類（人工呼吸器・CAPD等）の取扱いを覚えること」もたくさんあり本当に苦労しました。その時はいっぱいいっぱいで大変だ・・・辛い・・・と思うこともたくさんありましたが、その苦労があったおかげで今の自分があると思っています。

「卒業生の皆さんへメッセージ」

学校での学習は基本です。基本がわかっていないとアセスメントも応用もできません。まずは基本をしっかり押さえた上で臨床での応用に活かせるように今しっかりと正しい知識、技術を身に付けましょう！

そして健康第一。まずは自己の体調管理！！が大切です！！壁にぶつかったときは一人で悩まず、家族や同僚、先輩ナース、師長、卒業校の先生など誰でもいいので相談することが大事です。仕事では一人で解決できないことがあるのは当たりまえです。立ち直れないくらい悩んだ時も誰かに相談することで気持ちが整理出来たり、ポジティブに捉えることが出来ることもあります。どんな些細なことでも、報告、連絡、相談しながら経験を積んでいってくださいね。

北御門先生のメッセージはいかがでしたか？北御門先生もこの様に悩み、壁にぶつかった時期がありました。でもその経験を経て、患者様からの言葉・命を救えたときの想い・同僚や先輩看護師が支えて下さったことが今の北御門先生をつくっているのですね。

皆さんも一人ひとり職場環境も違いますが、ぶつかる壁や悩みは共感できるのではないでしょうか？働いていると辛いこと、苦しいこともあります。ただ、その分やりがいを感じることもあり、卒業生の皆さんに救われている人はたくさんいます。今はまだ出来ないことの方が多いかもしれませんが、教えて貰ったことを吸収し着実に技術を身につけていくことで一人でも多くの患者様を救えるのが卒業生の皆さんです。

そして皆さんが活躍できるよう支えたい、この思いは職場の先輩や同僚、そして私たち三幸グループも同じです。何か悩んだときは卒業校・キャリアサポートセンターにいつでもご連絡下さいね。私たちはいつでも皆さんを応援しています！

さて次回は皆さんの同級生の活躍を取材し、お届けしたいと思います。忙しい日々の中ですが、ご自愛くださいね。