看護助手でもスキルアップ・キャリアアップはできるの？

2021年8月16日更新　広報室

看護助手のスキルアップ・キャリアアップについて

看護助手は医療的な資格がなくても、病院やクリニックで働くことが可能です。
そのため未経験や無資格で働く看護助手も少なくありません。
人の役に立てる仕事がしたい、医療現場で働いてみたいと考える人にとって、看護助手の仕事は魅力のある仕事でしょう。

ここでは経験や資格がない看護助手が、スキルアップやキャリアップすることができるかについてご紹介していきます。看護助手として働いてみたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。

【目次】
・看護助手でもスキルアップはできる？

・看護助手で身につく力とは？

・看護助手のキャリアアップの道

・記事まとめ

・看護助手でもスキルアップはできる？

看護助手として働いてみたいけれど、無資格・未経験でも働くことができるのか不安に感じている方は少なくありません。経験や資格がなくてもスキルアップすることは可能なのでしょうか。

結論、看護助手として働きながらスキルアップすることは可能です。医療行為を行うことはできませんが、看護師のサポート業務を行うことで、自然と身につく知識や技術が多くあるからです。

看護助手は、看護師のサポート業務として患者さんに直接関わることが多くあります。患者さんとの関わりから、介護や看護に関する知識や技能を身に付け、スキルアップができるでしょう。

・看護助手で身につく力とは？

看護助手として働くことでスキルアップは可能ですが、実際にどのようなスキルを身に付けることができるのでしょうか。
看護助手が活躍する職場はさまざまあるため、働く職場によっても身につくことは違います。
ここでは、看護助手として身につく力についてご紹介していきます。

–看護助手で身につく力:責任感

看護助手として働くことで身につけることができる力の一つに「責任感」があります。
看護助手の業務は、病院やクリニックにおける看護師のサポート業務です。医療的な行為は行えないため、患者さんの身の回りの世話が業務の中心です。

医療現場で働く看護助手は、そういった業務を通して患者さんの異変に気付くことが大切になります。
早期に異変に気付き看護師へ報告することが、患者さんの命を守ることにつながるからです。そのため、一つ一つの業務に対して手を抜くようなことがあってはいけません。

また、ちょっとしたミスが患者さんの健康状態に影響を及ぼすこともあります。サポート業務全般において責任が伴うのです。
そのため、看護助手の仕事をすることによって、「責任感」を身に付けることができます。

–看護助手で身につく力:思いやり

看護助手の仕事は、患者さんの身の回りのお世話が中心です。看護師は専門的な業務が多いため忙しく、患者さんの話をゆっくり聞く時間がないこともあります。看護助手はそういった看護師に代わり、患者さんの話に耳を傾けることが求められます。

また、患者さんは病気で心身ともに弱っているため、精神的にダメージを受けがちです。普段であれば気にしないことも、ネガティブに捉えやすく些細なことで感情の起伏が激しくなりがちです。そのため、看護助手は思いやりをもって患者さんに接しなければなりません。

このように、看護助手の仕事では患者さんに配慮した言葉や行動が必要とされるため、自然と思いやりの心を身に付けることができるでしょう。

・看護助手のキャリアアップの道

看護助手は無資格でも働くことができるため、何の資格も持たずに働く人も多くいます。しかし、実際に働いている人の中には、キャリアアップしたいと考えている人も少なくないでしょう。キャリアアップすることによって、必要な知識や技術が身につくだけでなく、看護師や患者さんから信頼を得ることができます。

また、就職する際にも有利になりますし、自信をもって仕事をすることができるでしょう。ここでは、キャリアアップするための道についてご紹介します。

–介護士にキャリアアップをする

看護助手の仕事は、患者さんの身の回りの世話が中心です。そのため、キャリアアップする道の一つに介護士が挙げられます。介護士になるためには、まずは「介護職員初任者研修」を取得することをお勧めします。

介護職員初任者研修は受験資格が不要で、誰でも取得することが可能です。資格を取得することで、介護の基礎知識やスキルを身に付けることができるため、患者さんにとっても自身の負担軽減のためにもメリットがあります。

さらなるキャリアアップのため、介護者実務者研修、介護福祉士の資格取得を目指しましょう。また、ケアマネージャー資格も取得することで、より体力的な負担を軽減させた働き方が可能になるでしょう。

–看護師にキャリアアップをする

看護助手として働く人のなかには、看護師を目指してキャリアアップする人もいます。看護助手として看護師の仕事を間近でみることで、看護師になりたいと考える人も少なくありません。また、看護師になりたいと考え、まずは無資格、未経験でも働くことのできる看護助手として働いている人もいます。

正看護師資格を取るためには、専門学校で専門的な知識や技術を学び、臨床実習も必要になります。学校に入学することが難しい場合は、看護助手に役に立つメディカルケアワーカーの取得や、看護助手実務者能力認定試験で資格取得を目指してみるのもよいでしょう。

・記事まとめ

ここでは、看護助手として働くことによってどのようなスキルが身につくのか、キャリアアップによってどのような道が開けるのかご紹介してきました。医療現場で働く看護助手は、実務経験を積むことによってさらなるステップアップがしやすい職業です。ぜひこちらの記事を参考にスキルアップ、キャリアアップを目指してみてください。

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